コンコルディアの12年生が日本の財団から全額奨学金を得て、コロンビア大学に進学

コロンビア大学への早期入学が決定しているコンコルディア12年生の岩代花凛さんが、柳井正財団から全額奨学金を授与され、さらに活躍の場を広げます。

同財団は、ユニクロのCEOによって設立され、「それぞれの分野で活躍し、社会に変化をもたらし、すべての人にとってより良い社会の実現に貢献し、グローバルに活躍できる未来のリーダーを育成する」ことをミッションとしています。

この度、授与されることになった奨学金について聞かせてください。

私はこの度、ユニクロのCEOが設立した柳井正財団から奨学金を頂く事になりました。柳井正財団は、年間40人に奨学金を支給しており、私は幸運にもそのうちの一人になることができました。

最終選考では、柳井正さんご本人、ハーバード大学やUCLAの教授と一緒に面接を行いました。最終面接に合格し、奨学金を受け取ることができました。

なぜ選ばれたのだと思いますか?また、選ばれるための基準は何ですか?

自分の課外活動が志望動機の肉付けになったと思っています。私の目標はベトナムの経済格差と貧困を改善することでした。恵まれない地域社会を支援するために、学生主導で資金を集めるKim No Projectという活動を行いました。アートオークションやベトナムの企業とのカンファレンスを通じて、約1億3500万VNDを集めることができました。

Ta Ghenh Elementary School Service Projectは、サパにあるTa Ghenh Elementary Schoolのインフラを改善するための資金を集める、学生主導のもう一つの取り組みです。学校でクリスマスフェアを開催し、5,000万VNDの募金を集めました。

私はこの2つの例を用いて、面接官と柳井財団の方々に好印象を持っていただくことができました。私が語った経験を通じて、私の可能性を見出してくれたのだと思います。

コロンビア大学に早期合格されましたが、なぜコロンビア大学を選んだのですか?

都市にある大学に行きたいと思っていました。ニューヨークを選んだのは、夏に訪れてとても好きになったからです。コロンビア大学は、ニューヨークにある唯一のアイビー・リーグなのと共に私の専攻に最適な大学だったため、第一志望校になりました。私は経済学と歴史学のダブルメジャーで学ぶつもりですが、コロンビア大学には非常に優れた機会、卒業生、教授陣がいます。

コンコルディアでの学びが、コロンビア大学への進学に至るまで、又この奨学金を得るまで、どのように役立ったと思いますか?

私はコンコルディアに来て6年になります。コンコルディアは学校の規模がとても小さいので、私はいつも先生方と親密な関係を築いてきました。特にコンコルディアの先生方は、私達のことを本当によく知っていて、そのおかげで私は人間として成長し、学問、特に歴史と経済への情熱を追求することができたと思っています。

先生方は私のことをよくご存知で、私も先生方と密接に連携してきたので、それが受け取った推薦状にも繋がったのだと思います。

私はハイスクールの期間に多くの奉仕活動を行い、それを指揮する機会にも恵まれました。それは、コンコルディアの学生に対してのサポート体制に大きく支えられていたと思います。もし、皆さんが情熱あふれるプロジェクトを始めたい、本気でそれを追求したいと思ったら、みなさんを助けてくれる人は必ずいて、そのリソースもあります。私はコンコルディアで得たリソースに本当に感謝しています。

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